支保・ロックボルトのマッピング

支保は基準で規定されており(ボルト間隔、金網の重なり、吹付けコンクリート厚)、サイクルの終わりに切羽で作業班が施工します。施工が基準に合っているかは目視で確認され、記録は用紙のチェック印です。

支保済み坑道のスキャンは、すべてのボルトプレート、金網、吹付けコンクリートを実際の位置で記録するため、パターンは計測として基準と照合され、設置状態の支保が鉱山モデルの一部になります。

取得した坑内の切羽を高密度カラー点群として表示するArtec Twins
要点

設置済みの支保を3Dスキャンからマッピングできますか

はい。ボルトプレート、金網の被覆、吹付けコンクリートの範囲は坑道のスキャンに±10 mmで記録され、基準と照合され、日付付きの記録として保管されます。

  • パターンと基準の比較ボルト間隔とリング位置を目測ではなく計測します。
  • 被覆を全体で確認天盤と側壁にわたる金網の重なり、隙間、吹付けコンクリートの範囲。
  • 日付付きのQA記録設置状態の支保を、その坑道とともに保管します。
  • その後の変化同じ区間を再スキャンすれば、荷重のかかったプレート、たるんだ金網、ひび割れた吹付けコンクリートが見えます。

支保の記録がチェック欄でしかない理由

支保のQAは目視です。ボルト施工班が作業を終えると、誰かがラウンドを見て、ボルト間隔を基準のパターンと見比べ、金網が重なっていることと吹付けコンクリートが十分に厚く見えることを確認し、用紙に署名します。ボルトはプレートの陰に隠れ、間隔は目測で、記録にはラウンドが基準どおりに支保されたと書かれます。後にその区間が崩落した場合、仕様どおりに支保されていたかという問いには、その用紙で答えることになります。

リスクは基準と施工の隙間にあります。前のリングから30 cm離れすぎて施工されたボルトリング、肩部まで届いていない金網、湿った箇所で薄くなった吹付けコンクリート層。いずれもチェック用紙には現れず、いずれも支保基準がまさに防ごうとしている種類のばらつきです。

スキャンした坑道は、支保を設置状態で記録します。Artec Jetがボルト施工後のラウンドを±10 mmで取得し、すべてのプレート、金網、吹付けコンクリート面が実際の位置でモデルに入ります。ボルト間隔とリング位置は基準と照合して計測され、金網の被覆は全体として確認され、吹付けコンクリートの範囲がマッピングされます。吹付け前のスキャンがあれば、その厚さも分かります。記録は坑道とともに保管される日付付きの面で、後の再スキャンで荷重のかかったプレートやたるんだ金網が分かります。

ボルト施工から計測済みのQA記録へ

スキャンは、置き換える目視点検と同じ時間枠で行います。

  1. 1. ボルト施工後にスキャンJetは坑道を歩くだけで、支保済みのラウンドをプレート、金網、岩盤まで±10 mmで記録します。
  2. 2. 位置合わせTwinsが取得データを鉱山座標系と、同じラウンドの前回の測量に結び付けます。
  3. 3. パターンを確認ボルトプレートの位置を基準の間隔とリング配置と照合し、金網の重なりと隙間をマッピングします。
  4. 4. 吹付けコンクリート厚吹付けコンクリート面と素掘り面のスキャンを比較すれば、断面全体の厚さが得られ、薄い箇所が色分けされます。
  5. 5. 記録を保管設置状態の支保を、そのラウンドの日付付きQA記録として鉱山モデルへ。

この作業に適したスキャナー

支保は坑道測量からマッピングします。重要な場合は、ハンドヘルドスキャナーで特定の部材の細部を追加します。

Artec Jet SLAM LiDARスキャナー

Artec Jet

最適な用途
支保設置後の坑道を、プレート、金網、吹付けコンクリートまで±10 mmで
種別
マルチモーダルSLAM LiDAR
精度(最大)
坑内±10 mm、一般±15 mm
変化検出
±5 mm
測定範囲
0.5〜300 m
位置ドリフト
±0.03%
運用形態
ハンドヘルド、バックパック、ポール、ドローン、車両、ケージ、ロボット

Jetは坑道を測量するのと同じ歩行で、ボルト施工後のラウンドを記録するため、支保QAに切羽での追加時間はかかりません。360°×290°の視野は、パターンと被覆を判断する天盤と両側壁を一度に捉え、訪問間の±5 mmの変化検出により、動いたプレートや金網が分かります。

Artec Leo ワイヤレスハンドヘルド3Dスキャナー

Artec Leo

最適な用途
個々のプレート、ボルト頭、吹付けコンクリートの欠陥を0.1 mmで
種別
ワイヤレスハンドヘルド構造化光、オールインワン
3D点精度(最大)
0.1 mm
3D解像度(最大)
0.2 mm
作業距離
0.35〜1.2 m
取得速度
HD Modeで毎秒最大35,000,000点
本体搭載
5.5インチタッチ画面、処理機能、512 GBを搭載。ノートPC不要

ひとつの部材を詳しく調べる必要がある場合(荷重がかかっているように見えるプレート、吹付けコンクリートのひび割れ、引抜き試験記録用のボルト頭)、Leoがそれをカラーテクスチャ付きで0.1 mmで、ワイヤレスに、本体画面で記録します。この細部はJetの取得データに位置合わせされ、坑道の記録に収まります。

ボルト施工済みのラウンドが支保基準と計測として照合され、金網の被覆と吹付けコンクリート厚がマッピングされる様子をご覧ください。地圧管理技術者向けのデモをご予約ください。

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地圧管理技術者からよくあるご質問

スキャナーでボルトは見えますか

パターンの位置を決めるプレートとボルト頭を記録します。ボルト本体は岩盤の中です。リング位置と間隔はプレートから計測し、基準と照合します。

吹付けコンクリートの厚さはどう計測しますか

2回のスキャンから求めます。吹付け前の素掘り面と、吹付け後のコンクリート面です。各面±10 mmでの差分が断面全体の厚さを与え、薄い箇所が色分けされます。

QAの承認はこれで置き換えられますか

承認に計測記録を与えます。基準は基準のままで、技術者が引き続きラウンドを承認します。変わるのは、承認が目視ではなく計測された間隔と被覆に基づくようになることです。

記録はその後どうなりますか

日付付きで、鉱山モデルの中にその坑道とともに残ります。同じ区間を後で再スキャンすれば、荷重のかかったプレート、たるんだ金網、ひび割れた吹付けコンクリートがそれに対する変化として現れます。こうして支保の性能が計測値になります。

高視認性の装備を着けた2人の鉱山技術者が、露天採掘場のベンチを見渡している

貴社の支保QAについてお聞かせください

支保基準、地山、そして現在の施工確認方法をお知らせください。鉱業のスペシャリストが、スキャンしたラウンドに何が記録され、QAプロセスにどう組み込めるかをお返しします。